
チャートパターンで頻繁に登場するのが、三角持ち合いやペナントと呼ばれる三角形のレンジになるパターンです。
なぜ三角保ち合いになるのか?三角持ち合いの心理とは?三角持ち合いの探し方とは?
今回は三角持ち合いについてです。
三角持ち合いのトレードパターン
今回は三角持ち合いについてです。
三角持ち合いは、単純に三角形にラインを引けるから三角持ち合いになると考えている方も多いと思いますが、三角持ち合いになるには意味があります。
意味をしっかり理解したうえで三角持ち合いを観察するとエントリーポイントも見えてきますし、どちらにブレイクしたときに乗れば良いか?ということも理解できるようになります。
単純にラインを三角形に引いて、「ラインをブレイクしたときにエントリー・・・」とかやってると、騙しが頻発して全く使い物になりません。
しっかり、意味を理解して使うとだましも少なくなり使い物になってきます。
三角持ち合いの探し方
きれいに三角持ち合いになっています。
深夜3時ごろだったので粘らずにサクッと伸びたところで利確してます。
きれいに三角持ち合いになっているので、ここは分かりやすかったとは思いますが、しっかり意味を考えて三角持ち合いを探すことが大事。
三角持ち合いを探すときは、明確に高値を切り下げ、安値を切り上げているところを見つけるのがポイント。
買いたい人は、安値切り上げを見ています。
逆に売りたい人は高値切り下げを見ています。
つまり、どちらの可能性もあり、どちらも未確定であるというのがポイント。
そして、高値切り下げ、安値切り上げが確定した瞬間というのがエントリーポイントになります。
高値切り下げ、安値切り上げの確定のポイントとは?
高値を切り下げ、安値を切り上げています。
でも、どちらも未確定の状態。
上に抜けると、安値切り上げが確定します。
逆に、下に抜けると高値切り下げが確定します。
黄色の高値と安値の間というのは、高値を切り下げるか?安値を切り下げるか?どちらになるかわからないところです。
実際のチャートだとこんな感じ。
赤の安値切り上げが確定するのが、赤水平線の高値ラインを上抜いた瞬間。
トレンドラインを上抜いた瞬間ではないので勘違いしないようにしましょう。
青の安値切り上げが確定するのが青水平線の高値ラインですが、ここは、赤の安値が切り上げ確定したら、青の安値切り上げも芋づる式に確定するだろうという思惑でエントリーします。
ちなみに、下だとこんな感じになります。
個人的には下にブレイクしても売るつもりはありませんでした。
やらない理由は、ここは中期の押し目買いポイントなので。
ドル円難しすぎて手が出ません。結局昼間の撤退した1トレードのみでした。一気に落ちてきて雲下抜けてるけど、サポに到達したのでショートの追撃は要注意です。 pic.twitter.com/Lb9qIyvcSz
— fxトレード (@zonetradeline) 2018年3月19日
三角持ち合いからのブレイクを狙ったエントリー手法
ちょうど今も、記事を書きながら三角持ち合いブレイクでトレードしてました。
指値に刺さらず落ちてきたので途中で撤退しましたが、まあ悪くはないと思います。
上に抜けたときに買ってますが、仮に下に抜けたとしても売ってません。
ブレイクを狙うときは、必ず目線を固定しておくことが大事。
三角持ち合いで、「抜けたほうについて行こう・・・」というのは、相場を理解しようとしてない証拠です。
上に方向が揃って高値を目指すところです。
素直に上に抜けたときだけブレイクを狙いましょう。
だましを回避する方法とは?
「三角持ち合いでブレイクを狙っているけど・・・」「だましが多くて使えない・・・」
だましが多い理由の一つは、方向を把握してないということ。
しっかり、基準となる上昇や下落を見つけて「押し目買いをやるべきか?」「戻り売りをやるべきか?」ということを考えて使いましょう。
もう一つのだましが、目標達成しているということ。
おそらく、「だましが多い・・・」と考えている方の多くが、このパターンじゃないかなと思います。
今やったトレード、見る人によっては「これってダマシじゃね?」と考えるのではないでしょうか?
全然伸びてないし、だましと考える人は多いと思います。
でも、これは騙しではありません。
紫上昇に対して押し目買いで高値更新して目標達成です。
私の場合は、欲張って高値の上のレジに指値を入れいたので失敗しただけです。
高値更新という目標達成しているので、この三角持ち合いブレイクはダマシではなく成功です。
この三角持ち合いブレイクも同じ。
V字しているので見る人によってはダマシパターン。
ここの三角持ち合いブレイクは、紫下落に対して戻り売りです。
ちゃんと安値更新してるので目標達成してます。
大きな流れは黄色上昇に対して押し目買いで、サポに向かって売るわけですから、このタイミングで「下まで落ちる!」と考えるのは無謀なチャレンジ。
エントリーするときは必ず、「どこが目標になって動いているのか?」ということを考えてエントリーすることが大事。
三角持ち合いのトレードパターンのまとめ
なぜ三角持ち合いになるのか?というと、買いと売りの思惑がぶつかるからです。
三角持ち合いの中は、どちらに抜ける可能性もあるところなので、三角持ち合いの中でのトレードはやらないようにしましょう。
方向感が出るのが、三角に引いたラインではなく、高値を切り下げた瞬間、安値を切り上げた瞬間です。
そこら辺も観察しながら三角持ち合いを見るようになると、エントリーポイントや、だましの後のドテンなども狙いやすくなると思います。